第9回「いじめを許さない教師の会」 埼玉学習会
第9回 いじめを許さない教師の会 埼玉学習会
「いじめを許さない教師の会 埼玉」が発足して丸1年が経ちました。「子供たちは未来です。子供たちは希望です。」というただその思いだけで集まった私たちであり、当初は、「とにかく何か行動しなくてはならない」という手探りの状態も、コンスタントに月1回の浦和パルコでの学習会を中心に、全国大会を経てその活動も軌道に乗ってきたように感じます。
今月は高橋史朗先生を講師としてお招きし「いじめに対する現代的な課題について」お話しいただきました。
Ⅰ 開会の言葉
Ⅱ「いじめを許さない教師の会 埼玉」の目指すものと活動報告 陶山会長
人減はちょっとの我慢はできる。本当にひどくなると耐えるのがつらい。もっと早く発見し、適切な時期に処置をしてあげれば、こんなにひどくはならなかったのでは・・・。病気と同じように、子供のいじめでもそれは言えると思う。
教師の会を発足してから1年。手探りでやってきた。教師がいじめにかかわる時に、その対応法を知っているだけでも違うので、今後も多くの教師たちにお声がけしていきたい。
Ⅲ講師紹介
Ⅳ講演 「いじめに対する現代的課題について」 講師 高橋 史朗氏「
いじめの背景といじめられっ子の心情について
いじめの背景には、いじめる側の心理として「生きるめあてがない」「ストレス発散」がある。自己肯定感や自分はかけがえのない存在であり価値あるものであるという自尊感情の欠如、さらには人の心の痛みを感じる共感力や自己抑制力の欠如、という共通の問題がある。
今日の新たないじめを防止するためには、根本療法と対症療法の両方のアプローチが必要であるが、根本療法で求められるのはいじめについて相談できる親、教師との人間関係の絆を深めることである。とりわけ、いじめ・いじめられ関係は、家族同士の人間関係にその起源を持つということに気づく必要がある。
日本の子供は「自分をダメな人間だと思う」(自己肯定感の欠如・自尊感情の欠如)割合が、海外の子供よりも高い。(「朝日新聞」)
根本治療としての5つの視座
1 生命を尊重する態度や「生きる力」を育む教育が強調されているが、これを魂の内奥を揺さぶり、子供たちの心の琴線にふれるような実感を伴った、自尊感情や自己肯定館につながる「気づき体験」にまで深めること。
2 いじめることのおもしろさを感じている現状を克服するには、いじめを超える喜びの場をどのように創造するかという発想の転換
3 学校と家庭を「心理的居場所」にしていくか。
4 いじめっ子の多くは、愛されたいという欲求と、認められたいという欲求が満たされていない。この承認欲求をいかに満たしていくか。
5 友達や」親、教師とのつながり、共感しあう人間関係のぬくもりや温かさを体験する機会を増やしていく。
子供の発達段階 ①依存ーー愛着 (母港) 「しっかり抱いて」
②反抗ーー分離 (出港) 「下に下ろして」
③自立 「歩かせる」
道徳心はどのように発達するか
共感性 ・恥(他者の視線を意識すること。自分自身の良心に恥ずかしい) 2歳半
善悪 3歳終わり
江戸しぐさ・・学校・家庭・地域がともに教えてきた。
「ならぬことはならぬ」と教える。小学校に入る前に教える。教えてこなかったことが「いじめ」につながる。
大人がどう変わるか。自分がどう変わるか。← 「青少年教育育成」
「自分を抑える」ということを学ぶのは、3歳が臨界期
幼児期に「自立心」を育てると学力が高まる、と言えば親たちは一生懸命になる。
「親学」 親になるための学びと準備。
子供と関わる価値を学ぼう。親の意識を変えることが大切。
Ⅴ 質疑応答
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